「花酵母仕込み」なる日本酒
アニメが終わったのを機に「もやしもん」をちびちび読んでます。
その中で出てきた「花酵母」という単語がどうにも気になったのですが、件の酒屋さんに、まさにそれで仕込まれたお酒があったので、グリューワインと一緒に購入。
花酵母についての具体的な事は東京農大花酵母研究会のサイトやもやしもん見た方が早いのですが、ざっくり書くと、日本醸造協会が開発・提供するものとは別に、東京農業大学が開発した花粉由来の酵母の事で、菌類研究のひとつの成果。
高度な研究成果を気軽に下で味わえる訳だから、試してみないわけにはゆかないというものです。
李白で使われてるのは「アベリア」。
端麗でシャープな飲み口。そして花弁を溶かし込んだかのような香り。酒屋のご主人曰く「花粉のような」という表現はとても的確です。華やかさと青くささと粉っぽさと、生命感すら漂ってくる、実に不思議な香り。今まで体験した事の無い風味。
自分は甘め好みなので、このお酒が好きか嫌いかで言えばあまり好きな味ではないのですが、日本酒の果てしない可能性を垣間見たような気がする1本です。まさに米と菌類による奇跡の産物。